弊社では、「素直さ」を重要視しています。それは組織としての円滑な意思決定や、個人の能力・スキルの向上にも欠かせないと考えているからです。

ここでいう「素直さ」

＝客観的な意見や事実を受け入れること。そこに自身の主観(感情)を入れないこと。

例えば、練りに練って出した方針によって実行した施策でも、進捗がイマイチだった場合は、すぐに軌道修正する必要があると思います。

しかし、その際に、掛けたコストに対する損失回避の心理が働くため、ここでいう「素直さ」がないと、軌道修正が遅れ、更なるコストがかかる可能性もあります。目的は成果を出すことなので、事実を素直に受け入れ、素早くPDCAを回すためにも「素直さ」が重要になってきます。

また、個人の場合も同様です。成果を出したいと思いつつも、周りからの評価や指摘を素直に受け入れられない人がいます。

これは非常に勿体無いことです。助言を聞き入れない人には、いずれ誰も何も言わなくなってしまい、これは自身の能力を高めるチャンスを自ら消していることと同じだからです。

また、客観的評価や事実を受け入れないということは、正確な課題認識ができないので、成果にも繋がりにくくなります。したがって、目的が自身の求める成果であれば、やはり「素直さ」が重要なのです。

このように、事実から目を逸らし、自身の考えを正当化することや、プライドを守ることが目的になってしまうことは、成果に繋がりにくくなります。

組織でも個人でも、「素直さ」はとても重要な要素だと考えています。